ナピオノート

28歳 たのしく生きる無職

内定辞退、あせるな危険。

ついに9月。

無職でいると月が替わるごとに焦りが募ります。

 

5年務めた仕事を辞めた時点での予定では、もうとっくに働いている予定でしたが・・・決まってもヤバい会社だったり、いろいろあったなぁ(遠い目)

 

相変わらず、地道に履歴書を書き、面接に行く日々です。

 

そんな中、実は、

 

内定をいただきました。

 

 

やっと、やっと、やっと!です。しかも事務職で!!決まった瞬間、本当に視界が開けたというか、『やったーーーーー・・・』って静かに喜びました。無職の間、自分がどれだけ不安だったか実感しました。

 

 

自宅からもっと田舎で従業員数5名の小さな会社。一般事務の募集でした。

 

応募するとき、ハロワ職員さんから『女性の方が10人以上受けているけど、全員落とされている。よっぽど条件に合わないと採用しないのかも』と言われました。迷いましたが、自分の求める条件はほぼ揃っていたので履歴書を送りました。

 

『履歴書は絶対手書きで!』と指定がありました。いつも手書きにしているので、面倒くさいとは思いませんでしたが『昭和っぽいな』と感じました。

 

書類を送って2日後すぐに電話があり、社長さんから『面接、今日来れる!?』と言われました。この時点で『長く働く覚悟はあるのか』『結婚する相手は今いないのか』をズバズバ聞かれました(笑)

 

そして面接へ。前職の仕事内容はほとんど聞かれず、志望動機も聞かれません。一番聞かれたのは学歴と学生時代の順位。成績証明書の提出も求められました。あとは家族構成と家からの距離。家の場所が具体的にどのあたりなのか(私が住んでいる街の中でどのあたりか)。

 

あとは企業説明と社長さんのお話を伺い、面接は終了。

 

『来れるなら4日以内くらいに電話して』

 

あっさり内定をいただきました。自分でもすべてが急すぎて『???』って感じでした。あれ、こんなにあっさり就活終了?すごいなあ人生って分からないなあ・・・。

 

帰りの車の中ではずっとぼんやり。

 

『これで、苦しい無職生活も終わりにできる』『もう履歴書書かなくていいし、求人見なくてもいい』『家から通える事務職だし、休みもある』

 

それなのに、全然うれしくない。

 

引っかかったのは、些細なことでした。

 

育休が取れないこと。

 

質問したら、『子供ができたら辞めるのが通例』『休みは取れても出産のときだけ』との回答でした。少人数のため、育休はあげられないとのことでした。そりゃそうか、とも思いましたがその後が気になりました。

 

『まぁ、1か月も休んでお金もらえるなんていいよね。』

『あなたも子ども出来るまでだから、2年くらい働いてくれればと思ってる』

『実家で子ども見させればいいじゃない』

 

※別に、私がしつこく質問したわけじゃないですよ!!

 

いや、いやいや。わかりますよ。少人数のうちの1人が1年間も休んだら困るし!

 

しかし、最初の『1か月も休んでお金もらえるなんて』の件だけはちょっと待てい!ですよ出産したことないけど、その発言がだいぶアウトなのは分かるぞ!!!

 

まずいな、と感じたのは育休が取れないことより考え方です。それってセクハラとかマタハラっていうやつですよね・・・!

 

抵抗あるわああああ・・・・・!

 

・・・とはいえ。

 

家から通えて事務職で、休みも給料もボーナスも十分な会社です。しかも私は無職になって半年が経過しようとしている・・・ここで決めるべきでは?

 

ハロワ職員さんにも『育休なんて、今結婚する予定もないのに気にする必要ない。制度があったって自分が使える状態かどうかも分からないのだから!』とごもっともな意見をもらいました。育休なんて、使えない所たくさんある。断るのはもったいない!とのこと。

 

悩みました。人間、究極の決断を迫られると心臓のあたりがギューーーッて苦しくなるのですね。ろくに眠れなかったです。

 

母も妹も、『自分だったらこれ以上就活めんどくさいし、子供産んだら辞めたいし迷わず行く』との意見。やっぱり、前職が大きい所だったから贅沢になっているのかな。子供を産んでまた働くというのは奇跡的な事態なのかなとも思いました。

 

しかし、そこで母が一言

 

『でもさ、前の仕事は田舎の文化がイヤで辞めたんじゃなかったの?』

 

・・・

 

( ゚Д゚)

 

 

前職で金融機関の窓口を5年務める中、田舎のお客様の乱暴な言葉遣いや態度がどうしても堪えられませんでした。悪い人でないのは分かっていても、怒鳴られたり、無理な要求をゴリ押しされたり、えばられたりするのが耐えられなかったのです。

 

今回の会社はそれに似たような地域で、社長の雰囲気もそんな感じ。

 

育休云々ではなく、体が拒否反応を出していたのか!!

 

長く働くというより、行きたくないなあ。

 

やめとこ。

 

毎回ですが、決めるときはあっさり。

 

次の日、辞退の連絡をしました。社長が不在のため奥様が出られました。「社長がいないので私が」とも言わず「何でしたか?」と一言。辞退する旨を伝えると

 

「あー、はいはい、はーい」

 

ガチャン

 

年配の方によくある感じですが、私的には絶対一緒に働けない感じの人だったので『行かなくてよかった・・・』と安堵しました。(入社した場合、奥様が上司になると聞いていました)

 

結論として、転職活動続行です!!!

 

今回の教訓は『初心を忘れないこと』に限ります。転職を焦るあまり、また似たような環境に行ってしまう所でした。何のために辞めたんだよ!!!って話です。

 

あせるな危険。

 

転職は、選びすぎもダメ・選ばなさすぎもダメ!難しいですよね。でも、働くのは自分です。行きたくないのに自分を無理やり納得させて働いていくのはつらいと思います。今回の会社にそのまま入っていたら・・・ゾッとします。

 

そして、辞退の電話をしてすぐ別の企業から面接の連絡がありました。すごいタイミング、心に従ってよかった!

 

今週はまた別の会社の面接も控えています。切り替えてがんばろう。

 

自分の心に繰り返します。あせるな危険。