ナピオノート

28歳 たのしく生きる無職

1か月で退職

またまた、しばらく更新できませんでした。

新しい仕事、思った以上に色々な問題が発生して、タイトルの通りです。

 

前職を退職後、2か月で決めた今の仕事。試用期間は1か月のため、来週からは正社員になる予定でした。喜ばしい出来事だったはずなのに、残念です。

 

私は、退職される先輩(女性)の後任として入社しました。配属された部署は2人のみと小さく、その先輩にしか分からない業務を引き継ぐため、必死で仕事を覚えなくてはなりません。幸い、先輩は信じられないくらい丁寧に、優しく仕事を教えてくださり、大変ありがたい環境でした。

 

だったら何が問題なんだよ!!って感じですよねー・・・。

 

先輩と2人になったタイミングで聞く、この会社(というか私のポジジョン)が相当ヤバいという話。それが、退職の原因です。先輩はとてもよくしゃべる方で、年は私の親くらいの方。自分が数年働いて、ここで働いていくためのアドバイスをくださるのですが、私にとってそれは不安でしかない内容のものなのです。

 

文章だと長いので、端的にまとめると

 

・この会社ははっきり言ってブラック

・私がいる数年(6年くらい)の間に5人辞めている

・しかも1年未満で精神を病んで辞めていく。

 

これを初日に言われ「うわぁ・・・」ってなるしかない私。病んだ方は精神科に通って薬を飲みながら勤務することもあったそうです。怖すぎる。先輩からは、「ここは人間関係が命。そこさえうまくやれば、仕事は楽だし定時で帰れるから!」と。

 

それが一番むずかしいけどね・・・。

 

引継ぎは、親切な方のため分かりやすく、順調に進みました。メモを取る時間も逐一とってくださるし、「分からなければ何度でも聞いてね!」と言ったうえ本当に何度も教えてくださいます!(言ったくせに聞くと怒る人、けっこういますからね)

 

ただ、2人きりになったとき聞く先輩の話は震えあがるものばかりです。

 

詳しくは書けませんが、私の仕事は「現場から回ってきたものをまとめて処理する」感じ+雑務です。働くフロアはすべて40~50代の女性。男性は管理職しかいません。私以外の女性は外回りをしています。その方たちの成果を処理するのが私の仕事・・・。

 

とどのつまり、女社会なのです。

 

先輩から「色々気を回さないと自分の身が危うくなるから、その面のアドバイスもしっかりするね!」と・・・。そこで分かる事実がどれも不安。

 

・今まで辞めた人は、自分の仕事ばっかりして周りが見えないタイプ

・そのため、雑務に気が回らず、おばちゃんたちに嫌われる

・仕事に支障が出て、ミスが増え、また怒られ、辞めるの繰り返し

 

「正直、業界未経験の若い女の子がやっていけるか心配。会社としては若い方がいいんだって。人事が何を考えているのか分からない」とのことです。また、あまりにも短いスパンで人が辞めるので社長も「今度は長く働かせたい」と思っており、さっさと正社員にするため試用期間を短くしている(求人票は2か月だったが1か月になった)ということでした。

 

また、現場から回ってくる資料もミスが多く事務がクシャクシャ、でもミスすると私の責任になるらしいです。ヒステリックにキーってなる人が多く、「こいつ仕事できない」と一度下に見られると、本来自分たちがやる仕事(当番制の掃除など)も押し付けてくるとか。

 

その先輩は業界経験者で、実務も前の会社でやっていたので問題なかったそうです。ただ、辞めていった方々はみな未経験。1つでもミスがあると大騒ぎされ、精神的に追い詰められていったとのこと。

 

最初は先輩から「でもあなたなら大丈夫」的なことを言われて、入ってしまった以上がんばるぞ!という気持ちがありました。しかし、先輩からの情報やその情報を証明するような出来事が起こるのを目の当たりにし、「あ、これは瞬殺だな。ぜったいコテンパンにされる!」と日に日に不安になっていきました。

 

悩んだ末、試用期間中に退職することにしました。

 

職歴に傷・また無職というリスクがあっても辞めた理由は、先輩がいるうちに辞めないと「引継ぎしたのにすぐ退職」「私の後、誰もいない」というとんでもなく辞めづらい状態になるからです。

 

面談で申し伝えたら、上司もびっくり。働いた期間が短いので、理由は「先輩からの引継ぎの中で、未経験の自分ではやっていけないと思った」と伝えました。ただ、やり取りの中で、私がその先輩に対して若干疑念を抱いていたところもあり、最終的には本当の理由を伝えました。

 

疑念とは、「不自然なほど新人の不安をあおるようなことばかり言う」こと。普通、自分が辞めたかったら新人に初日からブラックとか言わないと思ったからです。(先輩はずっと不満があったから辞めると言っていました)。

 

案の定、その先輩は5名ほど辞めさせた実績のある人でした。

 

やり口は非常に巧妙で、「〇〇さん、あなたのこと△って言ってたよ。気を付けたほうがいいんじゃない?」的なことを毎日吹き込んで不安にさせ、病んで辞めたら「私はその人のために言ってあげただけ」と言い放つ相当なものでした。当然、周りには辞めた人の悪口を言いふらし情報操作も怠らないという・・・。

 

同じ手口で私も追い込まれた、ということでしょう。

 

また、物事を大げさに話す癖があり、精神的に病んで辞めた人などおらず、ミス一つで大騒ぎするような人もいないそうです。何より、上司から見て本人は心から「その人のため」と思ってやっているとか!

 

確かに中年女性ばかりなのでキツく言われることはあるけど、普通の会社でもある程度なので心配するほどのことではないとのことでした。万が一、あまりにもおかしなことをされたら、上司から注意してくれるとも。

 

その他、上司の言うこと・先輩の言うことが食い違いすぎて、何がなんやら分からなくなる始末。辞めようかどうしようか、それどころでもない状態になってしまいました。しまいには上司が先輩とも面談する流れに。

 

お分かりですね、終わりですよ。

 

案の定、先輩とはめちゃくちゃ気まずくなり、その後は一切仕事を振られずマニュアルとにらめっこしてました。先輩は部屋の外へ出かけたきり戻ってきません。おそらく情報操作に入ったのでしょう。そうやって自分の身を守ってきた人なのです。

 

一人の時間、たくさん考えました。

 

上司は本当に素敵な方だったので(先輩の話が本当かどうか言いにくいことまで答えてくれたし、面談にもかなりの時間を割いてくれた)、もうすぐいなくなる変な奴のために辞めるのは本当にもったいないなとか。周りともうまくやっていけるかもとか。

 

私を採用した理由は、一番なじみやすいと思ったからで、決して若いからなんとなくとかではないとのことで安心しました。

 

ただ、先輩の言っていることが100%ウソとも言えないと働く中で感じる部分も多かった。気づかない、察せないが命とりのハイレベルな女社会であることは事実でした。

 

例)

・自分が掃除当番でない日も、何かしらの掃除をしなくてはならない(私のみ)

・しかもその掃除は場所が決まっておらず、気づいたところをやるシステム

・当番の前でやると当番がやらなくなるので、終わった後見計らってやる

・(私服だったので)掃除などで汚れるため、おしゃれな服(?)禁止

 (白いと汚れる、ガウチョみたいなふわふわした格好はNG)

 

特に「気づいたところをやる」は新人の私には難しく、どこをやるか聞いても「みんながやってないところ」「自分で気づくべし」とあいまい。やっても「そこはやらないで」「そこはもうやった」の繰り返しで結局正解できないままでした。

 

掃除でも服でも、1週間ほど言わないで、ある日急に言うんです。「気づくの待ってたけど、改善しないから言いました」みたいな感じで。察する文化の強い会社なんだな、と感じました。(まあこれも、先輩独自のルールだったのかもしれません)

 

でも、家から通えるし事務だし・・・上司はいい人だし・・・どうしよう・・・。

 

堂々巡りの終わりは、先輩が部屋に帰ってきたとき、ふてくされた感を前面に醸し出して、物を乱暴に扱ったりしているのを見たときでした。「こんな人しか続かないような職場はずっと働いていけないから、今辞めても一緒だな」と腑に落ちました。

 

決めるときはあっさりですね。

 

帰りに改めて上司に辞意を伝えました。

 

この決断がよかったかどうか、今はまだ分かりません。上司も、もっと早い段階で話ができたら、と言っていました。私も、この方とはきっと楽しく働いていけると思っていたので、その点が悔やまれます。

 

入ってみないと分からないことって、たくさんありますね。

 

今はこんなにも巧妙に人を追い込むやり方があるんだなぁ・・・という驚きが大きいです。嫌がらせってバリエーション豊かですね。もし本当に彼女が数人辞めているにも関わらず良かれと思ってやっているなら、ただただ恐怖です。

 

今までの人は、会社のいいところだけ伝えた結果、こんなはずでは・・・になってしまって続かなかった。私はそれで数人失敗してしまっているので、次の人にはあらかじめ伝えて「この職場はこんなこともあるけど、気にしないで」という意味で伝えたつもりだった。

 

それがこんなにも不安をあおっていると思わなかった。

 

続けてほしいと思っています。

 

最後に、先輩から言われた言葉です。

 

先輩の本心は分かりません。仕事は丁寧に教えてくれたし、親切な方でした。だからこそ怖かったです。私のとらえ方が大げさだったのでしょうか・・・いや、たぶん違うと思います。やっぱり何か意図を感じざるを得ないですが、後の祭りです。

 

ごちゃごちゃしすぎて今後、どうやって仕事を探していったらいいかが分からなくなった1か月の会社員生活でした。また無職。でも、またこのブログを励みにして頑張りたいと思います!

 

 

女性同士でも、うまくやれる職場はないのかなぁ・・・。察しなくても、素直に「こうしてね」って言えるような、さっぱりした関係は難しいのかな・・・。難しい。